こちらが取り付け前の写真です。一見、何の問題もなさそうな西洋風のキッチンですが、調べを進めると穴を開ける箇所が諸条件により確保できないのです
この二槽式のシンクは、混合水栓の左側にハンドソープが出てくるノズルが立ち上がっています。
それを取り外して、US-100の水栓を立ち上げようとしても、その部分の穴の大きさはとても小さく、US-100の水栓が入る大きさまで大きくすることは、シンクの材質がホーローで出来ているため難しかったのです。
また、その周りは厚みが5㎝以上もある大理石で、取り付けが難しいことはエピソード1でお話した通り。
そこで考え たのは、この豪華な金メッキの水栓を取り外し、そこへUS-100の水栓を取り付けるというもの。 そして、ハンドソープを撤去し、そこへ金メッキの水栓を移せれば移そうというわけです。
お客様のご返事は意外にもあっさりOK!
ドキドキしながら事の成りゆきを見守っていましたが、幸運にも穴は大きく、US-100の水栓がピッタリ収まった瞬間、思わず、ヨシ!と叫んでしまいました。
さて、ハンドソープ撤去後は時間がかかりながらも慎重に穴を大きくし無事に水栓を移設完了!
お客様は、外観を損ねないビルトインタイプの整水器を強く希望されていたので、取り付けが無事に完了出来たことを知ると、本当にとても喜んでおられました。
お客様の笑顔を見ると、今まで悩んで苦労してきたことも報われますね。
取付業者の方には、何かと気苦労も多く!?大変だったと思います。ご苦労様でした。
何事も、最後まであきらめなければ必ず道は開ける!と、実感した取付でした。
高橋